水煙では数多くの種類のシーシャ用チャコールを取り扱っています。

どれが一番いいですかとお問い合わせを多く寄せていますが、フレーバー(味や煙の量)のお好み、シーシャを嗜む時間などによってチャコールの使い方も違ってきますので、一概に結論を出すのは難しいです。

今までの経験とチャコールメーカーから伝わった方法で検証を常にしていますが、今回は情報をまとめてアップしてみました、チャコール選びに迷ってる方のお役に立てたらと思います。

近年、シーシャマーケットの成長に伴ってシーシャ用チャコールの種類もかなり増えました、今市場(海外含め)で流通しているココナッツチャコールの種類は少なくても数十種類があります。同じココナッツチャコールと言っても成分の割合によって品質がかなり異なります。シーシャを楽しむ消耗品なので個人的に大切な判断基準は「燃焼時間」と「異臭、一酸化炭素の発生量」との二つに絞ります。

まず燃焼時間ですが、同じココナッツ原料と言っても早く燃え尽きてしまう物もありましたら、燃焼温度が低い物もあります。その違いはズバリ添加物、不純物の割合の違いです。

基本的に今流通しているほとんどのココナッツチャコールに添加物が加えられています。例えば粉末状のチャコール原料を正方形、あるいは長方形に成形するには粘着剤が必要です。その割合が少ないと、チャコールを着火するタイミングで割れたり、爆発したりします。逆に多すぎると燃焼時間が短くなり、燃焼温度が低くなります。さらに製造コストを下げる目的や製品が早く着火できるようにするには原料に竹や木炭を添加物として入れることがあります。純度の高いココナッツチャコールは異臭が少なく、一酸化炭素の発生量も竹炭などとくらべ、少ないとされます(これに関しては、1㎏の竹炭などとココナッツチャコールにそれぞれ何ミリの一酸化炭素が出るかは原料によって違いますので手元に正確なデータがありませんが、市販のシーシャ用ココナッツチャコールとバーベキュー用の炭で実験してみれば一番分かりやすいと思います)。もちろんフレーバーのニコチン含有量も関係あると思いますが、シーシャを吸ってくらっと感じたり、頭痛や吐き気がする一番の原因は一酸化炭素の影響によるものだと考えられます。

ではココナッツチャコールの純度をどう判別するかというと、もちろん着火時の異臭や燃焼時間も判断材料になりますが(異臭を感じるかは個人差があり、燃焼時間に関しては同じココナッツ原料で不純物は20%以上の違いがない限り燃焼温度が違いますが、燃焼時間に大差がないとのことで分かりにくい)、もっと簡単な方法は燃えくずを見まることです。

下は数種類のチャコールを実験で比べてみました。製造メーカーの技術者によりますと、ココナッツチャコールが燃え尽きると雪の華のような細かい粉末状の燃えくずになります。その色が白く、粘着剤がすくなければ形も崩れやすい。燃えずの色が深いほど原料に竹や木の割合が多い。燃えくずの形がなかなか崩れないのは添加物が多い証拠です。

具体的に写真の参照してください。

左のは竹炭judo25㎜×15㎜フラットタイプ、右はお勧めのシーシャメイト22㎜キューブタイプ。

 

 

 

 

 

 

燃えているところを見ると、竹炭の方は大きな燃えくずのかけらが剥がれるように落ちるに対して、ココナッツチャコールが白い粉のよな燃えくずがぽろぽろ落ちます。

 

 

 

 

完全に燃え尽きたところを見ると、竹炭のほうの色は深く、しっとりと塊になっているのに対して、ココナッツのほうが真っ白に近い細かい粉末になっています。写真では少し分かりにくいかもしれませんが、実際のところ竹の方はもう少し黄色っぽい色です。

 

 

 

ココナッツチャコール同士を並べてみました。黄色い〇内の二つはシーシャメイト22㎜キューブタイプ、青い〇内の二つはココブリコ22㎜キューブタイプ、赤い〇内の二つはF社の25㎜×15㎜フラットタイプ。

着火時の異臭は

F社の製品>cocoburico>シーシャメイト

 

 

 

燃え尽きたところで炭トレイ下の台座を数回トントンするとこんな感じになります。燃えくずが細かい粉に化して形が崩れたのはシーシャメイトで、他の二種類がほとんど形が崩れません。

 

 

 

 

短時間シーシャを楽しむのに個人差によって一酸化炭素を気にしない方もいらっしゃると思いますが、ヘビーユーザーやシーシャカフェで長時間シーシャを提供する方には、異臭の少ない、頭痛になりにくいチャコールの使用をお勧めします。

カンノークがオープンして以来の6年間、アルサラム、ココナラ、ロイヤルチャコール、amyチャコール、caesar、パンダ、ココブリコ、シグマなど、さまざまなココナッツチャコールを店頭で実際使ってきました。シーシャメイトほど体への負担が少ないと実感できるチャコールは今回初めて出会いました。実際店頭でも使用されていますので、気になる方はぜひkannokやシーシャメイトを取り扱うお店で試してみてください。